令和元年8月28日、大阪市中央区のホテルプリムローズ大阪で、近畿管区警察局と公益財団法人近畿警察官友の会との共催による「第57回夏季教養講座」が開催された。
この講座は、幹部警察官を対象に、管理者としての管理能力の養成と幅広い知識の向上を目的として、昭和38年から毎年開催している。
今年度は、近畿管区警察局及び管区内各府県警察に勤務する幹部警察官91名と当会関係者11名が聴講した。
当会日下勝之専務理事の司会で開講式が行われ、近畿管区警察局・越智 浩局長が「幅広い知識を身に付けていただき、今後の業務に活用してください」と挨拶した。
引き続き、3名の講師が最新の情報をもとにタイムリーなテーマで講演を行い、受講者は熱心に聴講した。
講演終了後の閉講式では、当会小嶋淳司理事長が「本日の講演がご自身の教養とともに、後に続く人への指導の一助になるよう願っています」、また近畿管区警察局・河合信之総務監察部長が「近畿警察官友の会のご支援に感謝します。受講された方は、本日の知見を警察業務の判断の中で生かしてください」と挨拶し、今年度の夏季教養講座を閉講した。
〔講師と演題〕
第1講 「どうなる日本の政治」
読売新聞 特別編集委員
橋本 五郎 氏
第2講 「安全・安心なサイバー社会の実現にむけて」
慶應義塾大学 名誉教授
京都産業大学 法学部 客員教授
弁護士
安冨 潔 氏
第3講 「南海トラフの大地震で何が起こり、どう対処すべきなのか」
京都大学 工学研究科 教授
工学博士
清野 純史 氏